町田市分譲マンション管理セミナー〜町田市におけるマンション防災〜

町田市分譲マンション管理組合ネットワーク(以降、町管ネットワーク)、町田市都市づくり部住宅課と連携し、「町田市分譲マンション管理セミナー 〜町田市におけるマンション防災〜」を開催しました。

町管ネットワーク:マンション居住者と管理組合業務の課題や情報を共有し、管理組合の問題解決を目指して町田市を中心に活動している団体で、2003年に設立され定期的に勉強会やセミナーを開催しています。

  • 日時:2025年2月23日(日)13時30分〜16時45分
  • 場所:町田市役所2階2−1会議室
  • 協力:町田市分譲マンション管理組合ネットワーク、町田市都市づくり部住宅課
  • 対象:町管ネットワーク会員、マンション居住者

  • 他のマンションの困りごと、課題、対応策を知ることが出来た。参考にしたい。
  • 市や都の取組について、わかりやすく説明していただいた。
  • 防災組織の必要性を考えさせられた。補助金のことについて、知見が得られた。
  • 具体的で自由なディスカッションができて良かった。
  • 災害時の行動を簡単に見やすいものをペライチで配布している事例が参考になった。

1部 町田市におけるマンション防災

町田市防災安全部防災課が東京都のマンション防災の取り組みや「東京とどまるマンション制度」を紹介し、町田市の地震災害についてマンション居住者が多いことや、マンション防災を取り組むことによるマンション居住者の利点や地域防災との繋がりを説明し、自主防災組織の役割や自主防災組織補助金制度についても解説しました。


2部 活動事例紹介

「防災体制構築はマンション改革への道」〜シーアイハイツ町田のマンション防災の取り組み〜

宮脇良治氏

(シーアイハイツ町田自主防災隊本部長/シーアイハイツ町田管理組合第40期理事長) 

 

シーアイハイツ町田は約2,300人が居住する大規模マンションで、「東京とどまるマンション」にも認定されていて、実践的な防災活動が行われています。宮脇さん達はマニュアル改変や防災活動の企画を防災ワーキンググループ(防災WG)で行なっています。また、マンション全体で情報を共有するための「シーアイハイツ町田未来システム」を構築中です。コロナ禍でも防災訓練を工夫し、黄色いリボンを使った安否確認は高い参加率でした。

講演では、防災WGにOB、OGに声をかけて仲間を増やしていることや、ソーラーパネルなどの新しい技術を積極的に取り込んで若い人にも興味を持ってもらえるような工夫を教えていただきました。


「マンションの防災活動はどうあるべきか?」〜マンション居住者と町内会との関係性と防災活動への影響〜

 佐藤正芳氏

(NPO法人 東北マンション管理組合連合会常務理事/日本マンション学会東北支部所属)

 

東日本大震災時の経験から、町内会の存続の難しさはありますが、マンションが自治体から物資の調達を受けるためには、避難所の運営に人員を派遣した方が良いこと、そのためには、日頃から町内会で良好な関係を築く必要があることなどについて具体的なお話しを頂きました。また、災害時の要援護者名簿は重要ですが、管理のポイントとしては、集める情報を細かくしない、目的とルールを明確化することが大切とのアドバイスを頂きました。


3部 グループ討議 & ふりかえり

悩んでいることや講演から得たアイデアなどについてグループディスカッションをしました。

  • シーアイハイツ町田のワーキンググループの経験した人がちょっと手伝ってよ、という声かけで継続していく仕組みが良い。知恵があるからこそ、集まって新しい防災担当に助言をしてあげてもいいのではないか。
  • 若い人は防災や管理組合に興味がないと思う。システムを使って効率的に自主防災組織が動けるようにしていきたい。
  • 興味がない、参加してくれない人をどう取り組むかが課題。
  • 有事にやることをカードにしているマンションがあり、有効だと思う。
  • 居住者名簿、組合名簿はほぼ用意できているが、どこのマンションも要援護者名簿ができていなかった。 地震等の大災害を想定するのではなく、日常的な災害が起きた方が必要ではないかということで、緊急連絡名簿や要支援者のガイドラインをつくろうということになった。
  • マンションの規模によってできることできないことがある。50戸以下は担い手が少ないから放置されがち。規模によるマンション防災のマニュアルなどを研究、考慮したい。
  • 全住民向けの啓発マニュアル1枚を作っているマンションがありとてもみやすかった。それとは別に本部向けの指示を出すための詳細なマニュアルがあった。この組み合わせが良い。

佐藤氏からのアドバイス

訓練に人が集まらない、という声も出たが劇的に改善するものではないが、続けていくことが必要。訓練の参加が3人でも続けていくことが大切。止めてしまったらおしまい。関心がないわけではない、予定が合わない、ちょっと腰が上がらないだけ。ぜひ、腐らずに続けて頂きたい。